※(2020/6/19)「109年(=2020年)新竹農会荔枝節」(中国語)来年のライチ祭りには是非行きたいものです。
※(2019/6/10追記)新竹市の徳声農場が6/29開園の予定。他の農園はまだ発表なし。
今年は生産量が多くないので、最初に収穫が終わったら、今年のライチは終了になるかもしれないので、早めに来園してほしいとのこと。(トホホです。この日に帰国予定なのに・・・)
※(2019/6/10追記)新竹市のライチ祭りが6/22/09:00-16:00、新竹市北大公園(新竹市府後街76)で行われます。試食販売、屋台なども出る様子。2019新竹市荔枝節暨農業產業文化活動
下記の投稿も参考にどうぞ:
・台湾の夏、茘枝(ライチ)狩りの夏 (2)
・台湾の夏、ライチ狩りの夏 (3)~ 生ライチは美味しかった!
目次
6月下旬に台湾に茘枝(ライチ)狩りに行くことにしました
私は結構ライチが好きで、ファミレスのサラダバーなどによく出ている冷凍ライチでも美味しいと思って食べていたのですが、今までフレッシュライチは食べたことがありませんでした。
最近、当ブログを読んでくださっていた方から「ライチ狩り」のことを教えていただき、いろいろ調べてみると採れたてのフレッシュのライチの美味しさは格別とのことでした。
ライチの味についてこんな表現がありました。
「鮮やかに赤く柔らかい皮の中には、雪のように白くて柔らかい果肉、滴る果汁。 荔枝(ライチ)は、夏日の肌白美人、太陽の下のスィートレディ」とべたぼめです。
ちょっと「白髪三千丈」みたいな中国的な誇張表現のところはあるような気はしますが、玄宗皇帝が楊貴妃のために早馬飛ばして運ばせただけのことはある。フレッシュライチは、それくらい美味しい!と確信しました。
フレッシュライチを食べるには、どうしても5月半ば~7月半ばに台湾に行かなければなりません。今まで、夏場の台湾は暑さや台風のこともあって、できるだけ遠慮していたのですがこの時期に行かないと食べられないのですからしょうがありません。
ライチ狩り開始というのは、地元でも「夏到来!」といった感じで、「海開き」「山開き」のようにTVニュースに出ることもあるようです。
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5月末頃から7月下旬にかけて、台湾の茘枝(ライチ)の収穫期です
ライチは中国南部が原産の果物で、あの楊貴妃を喜ばせようと唐の玄宗皇帝が、わざわざ都の長安まで早馬で運ばせたという話があります。
台湾では、5月末頃から南部で収穫が始まって、だんだん北上し台北の少し南の新竹あたりが北限だそうです。
ライチの収穫期間は、2~3週間と短いのでこの時期を逃すと、フレッシュライチは味が落ちてしまい食べられないとのこと。
この時期には、スーパーや街の市場にもフレッシュのライチが出始めます。
ライチは夏の果物として、あふれる果汁、甘み、柔らかな果肉、と一度食べたら・・・らしいです。(私はまだ冷凍モノしか食べたことありません。)
本当のフレッシュライチは、皮が赤い色、種類によっては少し緑色が残っていて、日本のファミレスのサラダバーなんかにある皮の黒いのは冷凍によって変色してしまったものです。(それでも、そこそこ美味しいと思う)
台湾のライチの種類
台湾の気候は冬・春は乾燥し、夏・秋は雨が多く、ライチの成長に適しています。産地は中南部が中心です。主に、次の品種があります。
・玉荷包-これは肉質が繊細で、さくさく感と爽やかな甘さがあり、ほのかな香りと渋みが特徴です。
中国では「妃子笑(お妃が微笑む)」という名前で呼ばれます。楊貴妃が好んだのはこの種類なのでしょう。
完熟しても少し皮に緑色が残っている位が糖度が最高です。手に持つと表面が少しトゲトゲした感じがします。
・糯米糍-果肉が厚く、ジューシーで、蜜のような濃厚な甘さが特徴です。
・黒葉-果実と種が大きく、肉質は潤いと柔らかみがあって繊細で、香りは濃厚です。果実はやや暗い赤色で、葉が濃い緑色なので黒葉と呼ばれます。果実の表面は、ややツルッとした感じです。
ライチはタンパク質、ビタミン、脂肪、クエン酸、ペクチン及びリン、鉄分など、さまざまな栄養素を豊富に含んでいます。(行政院農業委員會農業易遊網から引用)
玉荷包が一番高級で値段も高いです。台湾で生産量が最も多いのは、黒葉で、日本で冷凍で出てくるのはだいたいこれです。
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ライチ狩りが出来る農園
ライチ狩りが出来る農園を調べたんですが、観光農園の数はそれほど多くないのでしょうか、ほんとに情報が引っかからなくてこまりました。収穫期間が短いためでしょう。
いくつか調べたところを、載せておきます。もし、この時期に台湾に旅行される方は参考にしてください。
前述のように台湾の南部の方から順にライチ狩りが出来るようになります。ただ、ライチの収穫期は2~3週間と短く、いつでもライチ狩りができるわけではないので、農園には行く前には確認したほうが良いと思います。
場合によっては予約が必要かもしれません。1日あたりの受け入れ人数が書いているところもありましたので。ホテルのフロントに頼んで、農園に聞いてもらうと良いと思います。
農園の入場料は、50~100元程度のようです。農園内ではライチは食べ放題、お土産は1台斤(600g)あたり50〜100元(種類による)くらいのようです。
屏東方面の茘枝農園
台湾の最南部の屏東から、収穫が始まります。ただライチ情報をかなり探しましたが、どうもよく分かりませんでした。
ここはライチもやってるということですが、マンゴーの方がメインでライチはあまり積極的ではないようです。
余談ですが、マンゴーの出荷は屏東が一番早く、この農園のサイトによると、「愛文マンゴー」が主で、皮は赤く、中身は黄色く、モチモチして、太陽フルーツと言われている」とのことです。
ライチの収穫期は、5月末~6月
屏東縣枋山鄉枋山村國中路3號
電話:0935 470 498
行き方:高鉄新左営站、台鉄高雄站から9188Aのバスで「枋山」下車
又は、台鉄で「枋寮」まで行、そこからバス9188に乗り換え、「枋山」下車。 どちらも所要2時間程度はかかりそうです。
ちなみに9188のバスの終点は台湾最南端の「鵝鑾鼻(ガランピ)」。時間があれば是非。
高雄近辺の茘枝農園
高雄近辺が台湾のライチ生産のほとんどを占めていて、その中でも高雄市の西部の大樹区に集中しています。台湾のライチの植え付け面積の7割近くなるらしいです。
生産農家はたくさんあるはずですが、出荷優先で「ライチ狩り」をするような観光農園は少ないのかもしれません。とにかく収穫期間が2~3週間と短いので、ライチ狩り用に果実を残しておいておくということはできないからだと思います。
観光農園的なものの情報は、下記以外にはあまりみつかりませんでした。
収穫期は、5月末~6月中旬。
高雄市大樹區龍目里龍目路65號
TEL:0939-522077
高雄市大樹區龍目里龍目路76號
TEL:07-6527317
バスでの行き方:2ヶ所とも互いに100mくらいの距離だと思います。
「高雄火車站A区」から 紅30Aに乗車、「忠誠路口」下車 橘7Bに乗り換え「龍目」 下車
少し離れた「仏光山」にも数軒ライチの販売をしているところがあるようです。
840高雄市大樹區興田里(佛光山旁)
聯絡人姓名:尤太太
TEL:07-6563610 / 0910-822331
行き方:
高雄站から鳳山站まで台鉄。鳳山站前からバス「大樹祈福線」仏光山下車すぐ。
または、新左営駅からE02哈佛快線、仏光山下車。
台南方面の茘枝農園
玉井方面は愛文マンゴーの生産地だけあって、マンゴー情報ばかりで、唯一の情報が玉井地区の北、東山地区の仙湖農場でした。
ここは宿泊施設もあり、家族で行けるリゾートみたいな所です。
ライチ以外にも通年でいろいろなフルーツや活動が楽しめそうです。
仙湖農場
台南市東山區南勢里大洋6-2號
電話 06-6863635
営業時間:9:00am~9:00pm
仙湖農場への行き方は、
・台鉄 新営駅から新営客運バスで「東原」まで行き、農場専用送迎バスに乗り換え。
・台鉄 新営駅から直接農場までタクシーで行く場合は、25Km程度560元程度。
・高鉄 嘉義駅から、40Km程度あり、タクシーで900元程度。
嘉義方面の茘枝農園
嘉義県竹崎郷竹崎村中山路39巷3号
TEL:05-261 3550
・台鉄 嘉義駅から:7312、7313、7323 「三順米廠」下車 徒歩5~6分
・台鉄 嘉義駅から:タクシー 15Km 400元程度
彰化方面の茘枝農園
台灣彰化縣芬園鄉中山路167號
Tel:04-8590909
名前に「愛」「茘枝」と入るぐらいなので、ライチのテーマパーク的運営をしているようです。
縁結びのライチ月下老人、ライチ太陽餅なども販売しています。
入場料は大人100元。 ライチの収穫は6月中旬~7月頃だろうと思います。事前に確認を。
行き方:
彰化から:
・彰化火車站から:彰化客運バス 「草屯」方面 6909、6916、6917、6918,「社口站」下車,彰化客運「員林」方面行き6923に乗り換え,「祥光寺站」下車徒歩約5分。
・彰化火車站から:タクシー 約17Km 500元程度
員林から:
・員林火車站から:彰化客運バス「草屯」方面行き6923乗車,「祥光寺站」下車,徒歩約5分。
・員林火車站から:タクシー 約15Km 450元程度
古早雞休閒農場
彰化県芬園郷旧社村彰南路五段451巷36号
TEL: 049-2524362
ここは、ライチ農園で放し飼いにしている鶏料理が名物だったのを、10年くらい前に鳥料理レストランとリクレーション農場を一つにしたところ評判になったようです。
行き方:
・彰化火車站から:彰化客運バス 「草屯」方面6908,6909,6910、6916、6918、6919 [観光菓園」下車 徒歩約5分。
・彰化駅からタクシー 13.5Km 410元程度
台中市方面の茘枝農園
入場料150元。全体で10数ヘクタールの畑に、100種以上の果物があるので、年中いつでも何かの果物採取が楽しめます。(ライチは事前確認したほうが良いと思います。)
台中市豊原区水源路坪頂巷12号
TEL:049-2524362
営業時間:09:00-17:00
行き方:
バス:豐原駅から豐原客運バス「公老坪」行き,約30分。
タクシー:台鉄豊原駅からタクシー 9Km 270元
新竹の茘枝農園
新竹地区は、台湾でのライチ栽培の北限で収穫時期も一番遅いです。
観光農園は「毎年6月末から7月初めに開放。品種は黒葉品種」と新竹農会の情報にありました。
2019年は品種改良した玖瑰紅荔枝(ローズ・レッド?)種が増えそうだ、ということです。
ちなみに2018年は6月23日に開放開始しています。営業期間は2~3週間。
新竹農会の観光農園リスト(2018年版)
- 風谷荔枝觀光果園-王明源-03-5201353、0919-969698
- 德聲農場(東区)-邱從貴-03-5383376、0916-022320、0936-457036
- 德聲農場(西区)-邱從容-0936-149623
- 春記農場-楊文貴-0937-995235
- 蓮海荔枝園-胡沛哲-0933-265081、0928-148841
- 蔡明風果園-03-5371475、0936-898130
徳声農場が評判がいいようですが営業期間は短く、春記農場は比較的長く営業しているようです。
行き方:
・徳声農場: 新竹駅駅前(西側)から「緑線:中華大学(香山転運站)行き」で「韭菜坑」下車 徒歩4~5分
・蓮海茘枝園: 台鉄 新竹駅駅前(西側)から「緑線:中華大学(香山転運站)行き」で「東香南街口」下車 すぐ
・春記農場: 台鉄 新竹駅駅前(西側)から「緑線:中華大学(香山転運站)行き」で終点「香山転運站」下車 徒歩約10分
・風谷農園:台鉄 新竹駅(東側) 「新竹転運站」 から「72、73」乗車。「柴橋」下車徒歩10分
・蔡明風果園:苗栗客運 新竹バスターミナルから、「5801,5801A]乗車。「五分碑」下車徒歩約10分
農園によっては開園日が違う場合があるので、事前に確認をしたほうが良いと思います。
(ホテルに頼んで確認してもらってください。)
または、新竹農会のホームページで確認ください。
(中国語です。6月になると「茘枝観光農園開放・・・」とかなんとか出てくると思います。)
(※と、ここまで書いたところで、ライチの大産地高雄市大樹区で、今年(2019年)は暖冬だったため高級品種の玉荷包(ユィフゥバオ)の開花結実が少なく、昨年に比ベて収穫が8割減!!の見込みとのニュース。
価格高騰は間違いなさそうです。)
玉荷包はだめでも、黒葉などの品種は大丈夫なようですから、フレッシュライチは食べられると思います。
ライチ農園に行けない場合でも、市内各地のスーパーや伝統市場でその日に収穫したものが買えるだろうと思います。
でもせっかくですから、農園で自分で採ったライチを食べたいですよね。