艋舺青山宮とは?
「艋舺」は現在の万華のことです。昔は台北一番の繁華街だったそうです。台湾語でモンガとかバンガのような発音だったので、日本統治時代には萬華の漢字を当てたそうです。
日本人が引き上げて国民党軍が台湾に入ってきて以降は、萬華は中国語読みでワンホアとなりました。
さて、青山宮に祀られているのは福建の泉州を治めた将軍で死後「青山王」とか「霊安尊王」呼ばれました。福建の人が台湾に渡ってきた時に青山王の信仰を持ち込みました。青山王は、疫病を鎮め、法を司り、悪を罰する力があると信じられています。
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元々は将軍だった神様だったためか、八将や司法を司る神なども祀られています。
青山宮の文字の下に「台北第一街」の文字が見えます。
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年に一度の青山王の巡行
旧暦の10月21日〜23日の三日間に青山王(霊安尊王)は、萬華区の路地まで細かく巡行(見回り)します。最終日の旧暦10月23日は青山王の誕生日で一番盛り上がる日です。
今回は幸運なことに最後の日に青山宮に行くことができました。下の動画は午後の巡行が青山宮を出たところです。
八家将のパレード
八家将は、青山王の守護神で巡行の先に行進して悪霊などを払い、青山王の進む道を開いて行く役割があります。八家将は台湾南部での言い方で、台北では、八将というそうです。
下の写真は八将を先導する車ですが、「青山宮八将団」の表示がされています。 この時は丁度休憩時間だったようで八将ほか団の皆さんは日陰で水分補給しながら休んでいました。
団員は八将と爺3人、団の役員、交通整理係等々30人近い人がいたと思います。
八将は神様ですので、休憩中は写真を取らないのが礼儀と聞いていたので、写真があまりないです。その上、青山王の巡行に気を取られている間に八将団の隊列は先に行ってしまいました。
今思えば、八将は悪霊退治しながら青山王の道を開いていくので、先に出発するのが当然なんですがその時はそのことに気がつきませんでした。それに八将を追えば、青山王がみられないし・・・
八将の陣形
八将は行進の途中で写真のような陣を組み悪霊を退治して青山王の通る道を開いていきます。
上述のとおり、残念ながら萬華の区内を細かく八将を追うことが出来ず、陣形を組むところを見ることが出来ませんでした。下の写真は台北市政府観光局のものをお借りしました。来年秋に再チャレンジしたいと思います。
写真を見ると、陽が落ちているように見えるので、夕方にはまた青山宮に戻ってくるようですね。
八将の顔の隈取
八将は、それぞれ顔のくまどりが違うそうです。動物の形や植物の形などを取り入れた隈取りが将軍によりきまっているとのこと。下の写真の隈取りは、多分、将ではなくて先触れの兵隊の物だと思います。
青山王の巡行のルート表です。区内の寺院やお宮をこんなふうに細かく見回りしていきます。
今回は見損なったので、またいつか秋に訪台して八将の演舞を見たいと思います。
(2022/12/18)
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