中華民国総統府(旧台湾総督府)を見学 。(2019年の自由参観日情報更新しました)

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※ 2019年休日自由参観日アップデートしました。

  旧台湾総督府 現中華民国総統府

1895年、日本は清国から台湾を譲り受け、それ以後1945年まで統治しました。

その時に台湾統治の中心として、台湾総督府が1912年から建造され1919年に完成しました。

ガイドの王さんによると当時の金額で300万円近くをかけて建設。(現在の価値では50~60億円?)

中央塔には当時珍しかったエレベーターも設置され、塔の高さは約60mで赤レンガ造りの建造物としては日本一高かったそうです

第二次大戦後、中華民国政府は爆撃等で破壊された部分を修復して、1950年に正式に「中華民国総統府」となりました。

総統府1

 平日参観日は9時から11時半までに行くこと

月曜から金曜までの平日(除祝日)の参観は、午前9時から12時までです。平日の参観は1階のみの限られたエリアの見学で、建物内の写真撮影も禁止でした。

15人以上のグループの場合は、参観日の3日前までにFAXかメールで、こちらのフォームで事前に予約が必要です。

個人、14人までのグループなら予約は不要です。パスポート持参で、遅くとも11時半までに当日博愛路側の入口に行けば参観できます。
時間厳守。どなたかのブログで11:30を数分過ぎて行ったら、入場を断られたとありました。

ガイド付きツアーは09:30、10:00、10:30、11:00、11:30と30分毎にスタートします。

但し、一回の参観者人数が1時間に200人までと決められているので、大きな団体の参観が入っていると後の時間に回されることがあります。

「台湾旅行ガイド」いろいろ。お近くの7-11で受取れます。

 2019年 月1回の休日自由参観日は予約不要。

・月一回の休日自由参観日(主に土曜日)には、予約なしで無料で参観できます。
・パスポート持参で、安全検査を受ければ入場出来ます。
・午前9時から午後3時まで、毎時「定時導覧」制を設けています。詳しくは現場係員に確認ください。
(時間あたりの入場者数をコントロールしているはずなので、毎正時の入場になると思います。)
・団体(15人以上)は事前の予約が必要です。

総督府内の各階が参観可能で写真撮影もOKだと思います。タイミングが合えば、是非自由参観日に行かれることをお勧めします。

(※星期二=火曜、星期六=土曜、星期日=日曜)

 平日の総統府内の参観

パスポートチェック、荷物検査の後、総督府内部の参観が始まります。

見学者4~5人に一人のガイドが付きます。

私たちのグループのガイドの王さんは、この総統府で永年勤務していたそうで、建物についてだけでなく、勤務していた時の様子などもお話ししてくださいました。

王さんの後をついて館内を見て回ります。

当時の金額で300万円近くをかけて建設。(現在の価値では50~60億円?)

窓枠に使われている木材は、今では手に入らないような貴重なもの。

窓は上下にスライド式で好きなところで止めることが出来るようになっている。

レンガなども特注のものだそうです。

台湾にとっても大切な歴史的遺産なので、修復しながら現在でも総統府として使用している等々。

日本は台北についで、朝鮮半島の京城(ソウル)にも700万円をかけて朝鮮総督府を建設しました。しかし、そちらの方の建物は戦後「日本によってつくられた国辱的建造物」として破壊されてしまったそうです。

台湾人ガイドの王さんは「本当になんともったいないことを・・・」嘆いていました。

なお、この旧台湾総督府以外にも、

・国立台湾博物館 (旧台湾総督府博物館)、

・監察院 (旧台北州庁)、

・行政院 (旧台北市役所)、

・台北賓館 (旧台湾総督官邸)、

・旧鉄道部庁舎(台湾総督府交通局)

などの建造物を台湾の歴史的建造物(中華民国国定古跡)として、保存修理して使用されているそうです。

昔の日本人が造った建物をいまだに大事に使っていただいて、本当にありがたいことだと思いました。

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 時々ガイドさんの日本語がわからない・・・

王さんの日本語は、話す日本語が古臭くて時々意味が分からないことがありました。

ご自分でも、仲間から「今時の日本人はそんな言葉つかわないよー」と言われるとおっしゃってました。

例えば、「かくしゅしております。」と頻繁に言うのですが、これが分からない。

はっと気が付いたのが「鶴首」という言葉です。

「鶴のように、首を長くして待っている」ということですが、今時「鶴首しております」なんて誰もいわないでしょう。

「王さん、もしかして・・・」と聞いたら、やっぱりそうでした。

「お待ちしております。」の方が分かりやすくていいと思いますよ、とアドバイスしておきました。

台湾人のガイドの中に御婦人の方でびっくりするくらい上品できれいな日本語をしゃべる方もいますが、時々こんなふうに古すぎて理解できないこともあります。

皆さんも、こんなことがあったら「最近はこんな風に言います。」とアップデートしてあげたら喜ばれると思います。

総統府参観_IMG_1885.jpg

蔡英文総統とハイタッチ。こんなのもあります。まぁ、ご愛敬ということで。

 228事件。台湾の悲しい歴史

総統府参観_IMG_1869

1947年2月28日に起きた228事件を記念して作られた228和平公園は、総督府のすぐそばにあリます。228事件は台湾の悲しい歴史です。

1945年8月に戦争に負けた日本が台湾から引き上げた後、中国大陸から中国国民党軍が代わりに台湾の為政者としてやって来ました。

1947年2月27日、台北で闇たばこを売っていた台湾人女性を国民党官憲が摘発、許しを乞うその女性を銃で殴るなど暴行、所持金の没収をしました。

ちょうど南京西路の円環(ロータリー)の所から迪化街の方に少し行ったところです。

現場に石碑もあります。

怒った台湾人群衆が警察署に押しかけこれに抗議したところ、官憲側が威嚇発砲し群衆の一人が死亡しました。

翌2月28日、大勢の台湾人民衆が役所に抗議に集まり、官憲側がそれを弾圧して多くの台湾人が殺害されました。

やがて騒動は台湾全島に広がり、台湾人犠牲者の数は、台湾行政院の推定で2万人~3万人だそうです。

加害者の官憲側は中国大陸から来た外省人、しかもその当時は、まだ最精鋭の国民党軍は大陸で共産党と闘争の真っ最中だったので、台湾支配のために送られてきた国民党軍の部隊は士気、規律の低い程度の良くない部隊だったそうです。

そして、被害者が本省人(=台湾人)という構図になりました。

参考情報:本省人、外省人、原住民・・・台湾人のグループ もお読みください。

この228事件は長い間封印されていましたが、台湾の言論自由化により1989年に「非情城市」という映画になり、この映画がベネチア映画祭で金賞を受賞したことで、広く知られるようになりました。

そして、その「非情城市」の舞台で映画が撮影された場所が九份です。

それ以来、九份は台湾での人気の観光地となりました。

参考情報:「悲情城市」を見てきました。

 健康に良い?台湾の公園

台湾の公園には、あっちこっちに幅1m長さ5m位に、こんな玉石を敷いているところがあります。

この上を靴を脱いで歩くと、足の裏のツボが刺激されて2~3往復歩くと体がポカポカしてくるような気がします。

体のどこかによくないところがあるときは、痛くて歩けないそうです。

おかげで、私はそんなに痛くなくて歩くことができました。

これは、日本の公園にもあるといいのにと思います。

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