台北駅向かい南陽街のお弁当屋さん通り
南陽街のNYS Loft Hotelから南に許昌街を渡ってすぐのところの左側に路地があります。
住所で言えば公園路20巷(しゃん)です。
この路地の通り両側は、食堂や持帰り便當(＝弁当)屋が続いている一角です。
（「便當」という言葉は日本統治時代の日本語の便當(弁当)が定着したもので、台湾以外の中国語圏では通じません。）
元々、この南陽街は「補習班(＝予備校)」が密集しているエリアです。
見ていると、高中(高級中学＝高校)生か学生風の若い人達が、行列して持帰り弁当を買っています。
多分、ココで弁当買って予備校で勉強前か後に食べるんだろうと思います。
便當屋通りには、食堂がずらり
この公園路20巷のお弁当屋さん通り(*これは私が勝手に言っているので現地で通じるかどうかは保証の限りではありません。)には、写真の通りに両側にズラリと食堂、便當屋が並んでいます。
右側は、いろいろな物を醤油で煮込んだような滷味(るぅうぇい)屋さん、左側の行列は好きなものをパックに詰めてくれる持帰り便當屋さんです。右側２軒めの福州麺の店は入りませんでしたが、結構行列していましたので評判が良さそうです。
更に奥の方にいくと「池上米便當」の看板がありました。
台湾東部にある台東県池上(チィシャン)というところはお米が美味しいことで有名で、台鉄池上駅で売られている駅弁はわざわざ買いに来る人がいるほど人気だそうです。日本でも何回かテレビの台湾旅行番組でやってるのを見たことが有ります。
持帰り便當屋さんはこんな感じです
店頭にこんな感じで色々なおかずが並んでいます。
その中で好きなおかずを選んで店の人に便當パックに入れてもらいます。
５種類位選んでも100元しないと思います。（肉系を沢山選ぶと高くなる)
なにせ価格表などはないので、値段がいくらになるのかは、店員が言うまで分かりません(笑)
最後に、店員が80(ぱぁしぃ)とか65(りゅうしうぅ)とか言うので、それを払います。
まぁ、野菜料理は1品10元、肉・魚は１品20～30元と思っておけば間違いなかろうと思います。
便當は、ご飯とおかずが別々などと言うお上品なものではなくて、パックの下にご飯を敷いてその上におかずをどんどんのせていくので、「味がしみて」おいしいというスタイルです。
便當は持帰りだけでなく、詰めてもらって店内で食べることも出来ます。
(※持帰り専門のところもあります。)
食堂のお姉さんに捕まる
どこの店で何を食べようかな？と何度か迷いながら行ったり来たりして、写真の奥の「越南河粉(ベトナムの麺フォー)」を食べようとほぼ決めていたところ、隣りの店のこのお姉さんと目が合ってしまい呼び止められてしまいました。
「四種菜五十塊、裡辺座、来来、来来」（おかず４種類50元、中へどうぞ、いらっしゃい、いらっしゃい）とかなんとか強い目力で捕まってしまいました(笑)。
おかずは写真の奥３列10種類から、好きなのを4種類選んで50元。手前にある肉（豚肉、鶏肉）は別料金です。唐揚げか何か貰って合計60元？（250円位）でした。
味は、まぁまぁ美味しいかったです。
朝食の持帰り「水煎包」
便當屋街のすぐそばの許昌街にある老蔡水煎包（老舗の蔡さんの水煎包)の店です。
この写真は、確か朝の8時頃だったと思います。
早朝から開いていて、近くに勤めている人がひっきりなしに水煎包と飲み物を買って行きます。
水煎包（シュイジェンバオ）は、言ってみれば肉まんのようなものです。
右側の写真のように、鍋に敷き詰めて並べ水を入れて蒸し焼きにします。
以前、上海で見たものは同じような作り方でしたが、名前は「生煎包（シェンジェンバオ）」と言ってました。
老蔡水煎包には、豚まん、キャベツまん、ニラまんの3種類有ります。
大きさは、大人の女性の拳位はありますので2個も食べるとちょうどいいくらいかなと思います。
試しにキャベツまんを1つ買ってみました。こうやってポリ袋にいれて渡してくれます。
味付けに店備え付けの酢醤油をかけたので、下の方の色が変わっています。
次々と蒸しあがったばかりのものを売っていますので、ホントにアツアツで美味しいです。
朝食に２個食べて30元（120円位）。本当に台湾は食事が安上がりなところです。
ホテルの朝食もよいですが、ホテルの周りにもいろいろと美味しい物があると思います。
少し早起きして散歩がてら探索してみるのもいいと思います。
是非、あなたが宿泊するホテルの周辺を探してみてください。
行き方
バス・MRT：台北車站下車 MRT出口6番から南陽街徒歩5分 又はMRT出口8番から公園路徒歩5分許昌街、南陽街へ
タクシー：次の文を運転手に見せて下さい。
司機先生、請去 凱撤大飯店后面的 南陽街許昌街路口、謝謝。