台北から九份 へ~「千と千尋の神隠し」のモデル?のオールドタウン

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九份、金鉱の町

その昔、九份は、19世紀末に金の採掘が開始されたことに伴い徐々に町が発展し、日本統治時代その最盛期を迎えた。

九份の街並みは、日本統治時代の面影を色濃くとどめており、路地や石段は当時に造られたものであり、酒家(料理店)などの建物が多数残されている。しかし、1971年に金鉱が閉山されてから町は急速に衰退し、一時人々から忘れ去られた存在となっていた。
(出典:ウィキペディアから引用)


阿妹茶館の前に、金鉱山の記念の銅像がありました。

mtchang撮影


中心は基山街

バスを、九份老街で降りると100mくらい先に、7-11の横に九份老街(基山街)入口が見えてきます。台北に帰るバス停は来た道を少し上がったところにあります。(地図の左下)

九份老街は、横に伸びる基山街と、それと交差する竪崎(じゅき)路がメインの通りです。それ以外にも基山街の下側を平行して走る軽便路や、ちょっとした路地などがあります。

有名な阿妹茶館(あめいちゃぐあん)も、この通りの交差点から少し下がったところにあります。(地図右中)

資料:旅とりっぷ

基山街の様子と竪崎路の阿妹茶館まではこんな感じです。

2016/09 mtchang撮影



台湾映画「悲情城市」で台湾の人気観光地に・・・ 

私が初めて、部下に連れて行ってもらったのが1998年。
1989年の映画「悲情城市」の撮影舞台となった九份は、すでに台湾では人気の観光地になっていました。

古い日本家屋を改造した茶芸館が沢山あり、夜がふけるまでお茶を飲んで、夜景を見たり、おしゃべりをして楽しむと言った風情でした。

「悲情城市」の背景については、参考情報: 旧台湾総統府を見学 。台湾の歴史に触れる。 の「228事件。悲しい台湾の歴史」の項をお読みください。

 

 

アニメ「千と千尋の神隠し」のモデル?で、更に人気アップ・・・ 

2001年にアニメ「千と千尋の神隠し」が大ヒットして、九份は日本人観光客に人気のエリアになりました。

公式には、「九份はモデルではない」と否定されているようですが、たしかにアニメの中に出て来る光景を彷彿とさせる所が多いと思います。

例えばこのトンネルです。

親子三人が道に迷って、森の中のトンネルに行き着く所。このトンネルを通って、神の国に入ってしまった。

そして、戻ってくる時にトンネルを抜けるまでは決して振り返っては行けないと言われた。
あのトンネルのイメージにぴったりでした。

1062番のバスの終点「勧済堂」の上の駐車場にあるトンネルです。昔の金鉱のトロッコ用のトンネルだそうです。

トンネルを抜けると海が見渡せる開けた場所に出ます。
写真では、わかりにくいですが海を見下ろす場所です。海の中を走る気車の場面を思い出してしまいました。

 湯屋に来る神々の乗った船の船着き場のようにも思えました。
九分,九份



海岸から上がってきて山へ入っていく道は浪漫公路として公園整備されています。



夜の基山街。アニメの世界そのものですよね。もう千尋の両親は豚にされてしまった頃でしょうか・・・
九分,九份





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(2017/05/27)(2025/04/12)

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