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縁結びの神様 月下老人
台湾の縁結びの神様と言われる「月下老人」。
台湾でもあちこちに祀られているようですが、その縁結びのランキングがありましたのでご紹介します。
月下老人とは、中国や台湾で結婚する男女の足首を見えない赤い糸で結ぶとされる神様です。
結婚前の若い男女に人気のある神様です。
手に持っている巻物には、将来結ばれる男女の名前が書かれていて、その二人の足首を見えない赤い糸で結ぶのだそうです。
月下老人に、一度赤い糸で結ばれた男女は、何事があっても必ず結ばれることになっているのです。
台湾・月下老人ランキング 2013年調査
台湾のサイトyam蕃薯藤が2013年に行った「愛神降臨!!!! 全台五大必拜愛神廟」投票の結果，17万人近くの人がネットで投票しました。
その投票の結果（こんなことを投票で決めるものかどうかはさておき）
「縁結び」について台湾で必ずお参りすべき５大寺廟は、
第一位 ： 龍山寺 （台北）
投票の結果、龍山寺が第一位。龍山寺の月下老人（月老神君）は後殿の月老庁にあり、霊験あらたか。
龍山寺の月下老人参拝には特別の順序があります。
最初に必ず「最大的觀世音菩薩」を拝み，次に「媽祖」「文昌帝君」「関聖帝君」等の神様を拝んでから、「月下老人」にお参りすること。
（若い女性が月下老人ばかり拝んで、他の神様が、ひがまないようにでしょうか？)
行き方：MRT板南線 龍山寺站 下車すぐ
龍山寺は台湾最古の寺院です。華西街夜市や西門町も近くです。
参考情報：龍山寺を見てみる
第二位 ： 霞海城隍廟 （台北 迪化街でぃーふぁじえ）
「必拜」の廟、第二位は台北迪化街の霞海城隍廟が獲得。本尊は「城隍爺」だが隣の「月下老人」の霊験もあらたか。
各地に信者がいて、日本のドラマがここでロケをしたこともあって外国人の観光客、特に日本人の参拝者が多い。
外国の有名タレントも多数訪れ、日本の歌手の小林幸子や、ハリウッド女性スターの莎拉潔西卡派克(さて誰でしょう？ 答えは下に）等が良縁を求めて参拝しました。
小林幸子は参拝後一年経たないうちに結婚することができました。
迪化街は古区から栄えた漢方薬・乾物などの卸問屋街でした。最近は再開発でおしゃれなカフェも出来ています。
廟近くの永楽市場には布生地の店もあるので、手芸が好きな方は覗いてみるといいと思います。
行き方：MRT松山新店線 北門站から中華路、搭城街を北へ徒歩10分
MRT淡水線 双連站からは、民生西路を西へ徒歩15分
（答え：サラ・ジェシカ・パーカー。 サラはどうなったんでしょうか？）
第三位 ： 宜蘭補天宮 （宜蘭いーらん）
拝むべき第三位は、台湾「唯一的」女媧娘娘(にゅいわぁにゃんにゃん＝中国神話で人類創造の女神）を祀る宜蘭補天宮。
「女媧(にゅいわぁ)」は婚姻制度を創建し、「人類的第一」仲人で「男女配合」して人を造りました。
これにより「婚姻之神」と言われ、多数の信徒が「婚姻緣、生育及健康」を祈って参拝します。
補天宮の主神は「女媧娘娘」ですが、廟中には戦勝の神「九天玄女」や土地の守り神「地母至尊」も祀られています。
宜蘭補天宮のサイト です。女媧娘娘(にゅいわぁにゃんにゃん)様は、なかなか良いお顔だと思います。
でも、ちょっと宜蘭まで行くのは大変ですね。
その先の蘇澳まで行くと、有名な冷泉や海鮮料理の港があるので、台湾リピーターの方なら宜蘭ー蘇澳ー花蓮で回るのもいいでしょうね。
行き方：台鉄 宜蘭站からバスで約１時間
第四位 ： 四面佛 （台北長春路）
第四位は、台北長春路の四面佛。四面佛の礼拝の方法は、正面から時計回りにお参りします。
第一面は事業関係，第二面は愛情関係，第三面は財産関係，第四面は健康関係についてです。
但し、お参りする時には願い事を「清楚仔細(具体的で細かく)」お願いすること。
もともとはインドの神様のようです。台北の長春路と松江路の角のホテル六福客桟の裏にあります。
１回で事業、愛情、財産、健康のお願いが出来て有り難いですね。
行き方：MRT松山新店線、中和新蘆線 松江南京站下車 徒歩５分
第五位 ： 鹿港天后宮 (鹿港るーかん)
第五位は、鹿港の天后宮。天后宮は台湾の最初の媽祖宮で、台湾で古くから知られた廟です。
当初は月下老人はありませんでしたが、媽祖に多くの親が子女の婚姻について願い事をするので、2007年に「月下老人廳」が設立されました。
月下老人に婚姻についてお参りする人は、必ず白花、五種類の喜糖(飴)、水果(果物)、金紙、紅線と鉛錢を準備すること。
鹿港(るーかん)は古い町で、駐在時代に是非行きたいと思っていましたが結局行けませんでした。
台南・鹿港・萬華と言われて、台湾のかつての３大繁栄地区です。鹿港老街には、昔栄えた時の町並みが残っていて古い台湾の雰囲気を感じられるそうです。
摸乳巷（もぅるぅしゃん）という路地があって、意味は「胸が触れ合う(ほど狭い)路地」ですが、幅70cm長さ100m位ある路地だそうです。
「もうるぅ」という発音が台湾語で「男の子を望む」という言葉ににているので、男の子がほしい女性がここを通るという話もあるそうです。(彰化県観光ガイドから）
行き方：台鉄 彰化站からバスで30分程度。
※ 鹿港、行ってきました。
古い港町・鹿港（ルーカン）～天后宮・模乳巷（モゥルゥシャン）
参考情報：旅行用品、持っていくといろいろ便利
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