雲林県古坑郷へ「台湾珈琲」を飲みに行く~ 行ってみたい台湾(予習)

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※いつの日にか台湾に自由に行けるようになったときのため、まだ行ったことのない所についての予習です。
行ったことがお有りの方で情報がありましたら、是非お教えください。





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台湾にも珈琲があるの?

台湾のコーヒーは最近は随分知られるようになってきましたが、私が駐在していた頃は台湾で珈琲が取れることは知りませんでした。そんなに流通していなかったと思います。

大体「私コーヒーが大好き」と言う台湾人の同僚に、どれくらい飲むのかを聞くと「毎日必ず1杯は飲むヨ」くらいでしたから。

台湾のコーヒーの歴史は案外古いく、最初は台湾の気候が中南米の気候に似ていると気がついた西洋人が持ち込んで作付けしたようです。その後は日本の統治時代になって、積極的にコーヒー豆の生産がはじまったようです。

当時の役人の報告書にも、「珈琲は台湾には、比較的よく土質気候に適応し、海岸、湿地、風害地を除くといずれの部分でも良好な収穫」とあります。( 恒春熱帯植物殖育場事業報告. 第5輯; 田代安定 編)

当時の台湾は、太平洋戦争が終わる昭和20年までは、アジアでも珈琲の主要生産地だったようです。



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台湾珈琲の故郷「雲林県古坑郷」

雲林県の案内から要約すると、「台湾珈琲の故郷の「古坑郷(グゥコンシアン ここうごう)」は、雲林県の東側にあり、海抜50mから1750mまでの高低差があります。天然の景観や生態資源も豊富で、台湾中部の陽明山(台北にある風光明媚な山)と言われている。」そうです。

日本統治時代に日本人が荷苞山に大量のコーヒーの樹を植えたところから、「コーヒー山」とも呼ばれていました。荷苞山は海抜300mで、コーヒーの産地として有名なジャマイカとほぼ同じ緯度に位置し、亜熱帯気候で十分な水と太陽の光があることに加え、水はけの良い砂質土壌がコーヒー豆の生育に適しています。

ここで栽培されるコーヒーはアラビカ種で、山のあちこちに様々なスタイルのコーヒーショップが林立し、荷苞山のある古坑郷は、コーヒーの故郷となっています。(交通部観光局)



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華山コーヒー園

「荷苞山に隣接する華山コーヒー園は、高台で見晴らしが良く、遮るものが何もないため、彰化や雲林などの平原を眺めることができ、風景スポットとなっています。

途中の県道149号線は、沿線にコーヒーの木が植えられており、新たな産業となっています。また、華山の夜景スポットはデートスポットにもなっており、コーヒーを味わいながら、夜景を楽しめます。ロマンチックで満足できる場所です。」(交通部観光局)

華山の街には、珈琲大街と言う通りもあり、珈琲店が密集して営業しています。

参考資料:2019年11月の台湾珈琲節の焙煎大会の様子なども出ています(中国語・英語)

70歳の劉さんが、何十年も改良して有機栽培してきた珈琲が、蔡英文総統の総統就任式での飲料として選ばれたそうです。
劉さんは、パーティ会場に挽き豆機、焙煎機を持ち込み、ゲストの目の前で珈琲をいれたそうです。さぞやよい香りがしたでしょうね。

余談ですが、Youtubeでアナウンサーが話しているのは中国語(国語)ですが、劉さんは台湾語を話しています。注意して聞いていただくと全く発音や抑揚などが違うのがお分かりだと思います。



「華山」への行き方

あまり交通の便がよくないようです。

台鉄の斗六駅か斗南駅からバスが出ています。

バスで行く

・台鉄 斗六駅から 路線7121 月~金:07:30、15:00 (1日2便) 土・日 14:30
・台鉄 斗六駅から 路線Y01 平日:09:00、10:00, 11:00, 12:00, 13:00, 14:00, 16:00
休日:08:00, 09:00 10:00 11:00 12:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00

所要30~40分

・台鉄 斗南駅から 路線7106 08:30, 09:30, 10:10,11:40,14:05,14:30,16:45

タクシーで行く:次の文を運転手に見せてください。

台鉄斗六駅、斗南駅から それぞれ500元程度。

高鉄雲林駅から、800元程度。

司機先生、請去 華山珈琲大街、謝謝。

咖啡大街 | 華山休閒農業區

台灣雲林縣古坑鄉
TEL:05 590 0488


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わざわざ、珈琲を飲みに行く?

色々資料調べていると、珈琲豆の品質は確からしいです。きっと美味しいコーヒーが楽しめそうです。

でも、いきなり「ちゃぶ台返し」みたいですが、台中、嘉義や彰化に行ったついでに行くならまだしも、ちょっと珈琲飲みに雲林だけでは行きにくいかな?、

華山から少し離れたところに「巴登珈琲(バーデン珈琲)」という店があり、この店も台湾珈琲の草分け的喫茶店らしいです。
しかも、ありがたいことに台北の天母(ティエンムゥ)に支店があるそうです。

天母なら台北駅からでもバスで30~40分くらいのところなので、そこで台湾珈琲の豆が買えますよね。

ナンジャラホイ、みたいな内容になってしまいましたが、珈琲がお好きな方で本当の台湾珈琲を飲んでみたい、豆を買いたいという方は少し?足を延ばして雲林に行ってみるというのもいいかもしれません。

(2020/09/27)


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