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予約したホテルは、「キャンセル返金なし・予約変更無し」のキャンペーン価格の部屋
さて、スペイン・スイス・イスタンブール旅行の航空機チケットのキャンセルの次はホテルのキャンセルです。
ホテルは、Booking.com経由でバルセロナ2泊、イスタンブール1泊。
スイスチューリッヒには2泊で、ホテルに直接予約していました。
ホテルの予約は、三箇所とも、「キャンセル返金なし、予約変更不可」の条件で、その分割安の価格設定の部屋でした。
普通であれば、この設定の予約をキャンセルすれば、キャンセル料100%を取られてしまいます。
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Booking.com は、ホテルにキャンセル料についてリクエストしてくれる
Booking.comは、キャンセル料について、ホテルに「柔軟な対応」をリクエストしてくれます。必ずしもホテルが「柔軟対応」してくれる訳では有りませんが、キャンセルする前にリクエストする価値はあります。
Booking.comの予約確認ページに、ホテルをキャンセルするボタンの横にこの「柔軟な対応をリクエスト」するボタンがあります。(写真を撮ってなくてすみません。)
そのボタンをクリックすると、柔軟な対応をリクエストする理由等のコメントを書くことが出来ます。
なんだかんだと理由を書いて、「送信」するとこんな送信確認メールが来ます。
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イスタンブールのホテルは、無料キャンセルOKでした
イスタンブールのホテルの場合には、
・韓国からのターキッシュエアラインズのフライトがキャンセルになった。
・従ってイスタンブールに行けなくなった。
ということを理由で記入し、Booking.comからホテルにリクエストしてもらいました。
ダメモトで出した依頼でしたが、イスタンブールのホテルは無料キャンセルOKでした。
下のメールがBookig.comから戻ってきました。
トルコは「過去14日以内に中国、韓国滞在者は、入国時に14日の隔離」という規定でしたのでキャンセルに応じてくれたのだろうと思います。
ただし、もしも単純にキャンセルしていれば「自己都合のキャンセル」扱いで、キャンセル料として全額返金なしでした。
バルセロナのホテルは「来ないのは、そっちの勝手でしょ?」的回答
バルセロナでは2泊で300ユーロ(約3.6万円)の部屋を予約していました。イスタンブールのホテルと同様にBooking.comを通じて「柔軟な対応をリクエスト」しました。
帰ってきたのがこのメールです。「キャンセル料無料にはできません。現在、日本とスペインの間には入国規制は有りません。」みたいな返事です。
メールの右肩の「予約の管理」をクリックすると、予約管理ページに飛びます。
そのページには、下の写真のような表示があり『この予約をキャンセルしますか?』あります。
この「今すぐキャンセル」というボタンをクリックすると、「自己都合キャンセル扱い」でキャンセル料を100%全額(この場合297ユーロ)払うことになってしまいます。
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もう一度相手のメールを読んでみると、
ホテルが「現在のところ日本とスペイン間には入国規制がない」とあるので、ということは入国規制されるとOKなのね?と都合の良い解釈をします。
コロナウイルスの感染者の拡大は、ヨーロッパでも始まっていましたので、無料キャンセルできるかもしれません。
それに先方のホテルが言うように、日本ースペイン間は確かに入国規制は有りませんが、私の予約した飛行機はソウルーイスタンブールーバルセロナです。
それならと、もう一度ホテルに直接メールを出しました。書いた内容は、
・私のフライトは韓国からだ。航空会社がフライトを運休にしたから、バルセロナに行けなくなった。従って、これは私の責任ではない。
・スペインでも、急激に新型コロナウイルスの感染者数が増えて、あっという間に日本の感染者数を追い抜いた。こんな状況下では、もしスペインに行ったら他の国から入国拒否されるリスクが有る。
・従って、これは「単なるキャンセル」ではなく「致し方ないキャンセル」ということを考慮して欲しい。
多分、今、読んでくださっている方は「なんじゃこの屁理屈は?」とお思いでしょう。書いている私もそう思いました(笑)
でもホテル代3万6千円、みすみす取られるのも腹立つじゃないですか?
それに、駐在員として少しばかり外国人(西洋人)と一緒に仕事した経験から、
・彼ら(西洋人)はダメモトで、とんでも無い屁理屈でもとりあえず主張する。
・それで相手が譲歩すればラッキーくらいに思っている。
・黙っていたら、相手が譲歩することはありえない。(黙っているのは要求が無いからと思う)
こういうことを知っていたので、それをマネしたというわけです。
「じゃあ、中を取って…」的、提案メールが来ました!
ダメモトで出したメールに返事が来ました。
・「あなたがスペインに来れないのは、当ホテルの責任ではなくあなたが決めたことだ」
・「当ホテルにはキャンセル料を減額したり、予約を変更したりする責任義務はないけれども、例外的に予約時期を4月から6月まで延長して変更を認めても良い。」
と、交渉に応じてくれる姿勢を見せてきました。最初の「スペインに来ないのはそっちの勝手でしょ?」的回答からは、少し譲歩してくれました。
この後、「年末くらいにはスペインに行くつもりにしているんだけど(これはホント)、その頃ならコロナウイルスも収まってるだろうし、そこんとこもうちょっとなんとかならない? そしたら、ワイフもすごく喜ぶんだけど…」的に、もう一回お願いしてみました。
ホテルからは「じゃ、これが最終案だ。これ以上の譲歩はしない」と返事が来ました。
それが「予約変更の期間延長12月まで認める。バルセロナまで奥さんといい旅を!」と言うことでした。
私も、この辺が限度かなと思ったので「例外的対応ありがとう。皆さんも新型コロナウイルスに感染しないように十分気をつけてね!」と返信して交渉終了としました。
同じような方法で、バルセロナのフラメンコレストランも、年末まで予約変更OKで交渉合意できました。
やっぱり、すぐに諦めないことが大事ですね
結局、「4月には、バルセロナに行けない ⇒ 予約変更不可。ホテル代のキャンセル料100%」だったのが、「4月には行けない ⇒ 予約を12月までに延期してもよい」というところまで譲歩を引き出しました。
駐在員時代にも感じたことですが、どちらの「責任」か?ということが交渉のポイントかなと思います。
どういうことかと言うと、
ホテル:「スペインに来ないのは、あなたの責任でホテルの責任ではない。交渉の余地は無い」から、
私 :「スペインに行けないのは、航空会社の責任で、私の責任ではない」し、「急激に感染者が増えている状況は、スペイン側の問題であって、キャンセルの理由になるはずだ」という反論をして、「交渉の余地有り」にすることが出来た、ということじゃないかと思います。
それから、経験上なぜだか「ワイフが喜ぶ」とか、「ワイフが楽しみにしてる」とか言うと、なんとなくちょっと交渉が緩むような気がすることがあります。
それで、前段のメールに一行そんな「ワイフが…」みたいなことをいれてみました。
レディーファーストの文化だから「それだったら、もう少しなんとかしてやろう」なのか「そうか。お前も大変なんだな。」という気持ちが働くこともあるのかもしれません。(これもダメモトです)
決して、「何でもゴネてみよう」という訳では有りませんが、主張すべきことは言ってみて妥協点が見つかればいいのではないかと思います。
さて、スイスのホテルとの交渉がまだ残っています。
(2020/03/17)
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