LCC(格安航空会社)って・・・?
LCCはLow Cost Carrierの略語で、格安航空会社と訳されています。
普通の航空会社は、Legacy Carrier(レガシーキャリアとかフルサービスキャリア)と呼ばれます。
LCC格安航空会社という言葉、何となく胡散臭いところがありますよね。
最初のころは、機体の整備手抜きして、無理して価格を安くしてるんじゃないかとか。
実際のところはどうなんでしょうか?
いろいろネットで調べたり、体験者のブログ読んだりして分かってきたんですが、価格を安くするには、それだけの努力をしていることはまちがいないようです。
日本でも2007年頃から定着し始めて、当初はANAやJALに遠慮していた大手旅行会社も最近ではLCCを取り扱うようになっています。
LCC (格安航空会社)の価格はなぜ安いのか?
LCCの原型といわれている航空会社は、1970年代にアメリカのテキサスで運行を始めたSouth West航空とのことです。価格を他社よりも安くするためにSouth Westがやったことは、次のようなことだそうです。
・飛行機は、全てボーイング737を使用する。ベストセラー飛行機なので操縦免許を持つパイロットが多い。
・だから、パイロットの補充も容易。一から訓練する必要も少なくなる。
・無料の機内サービスを廃止。
・客席は全てエコノミーで、自由席。搭乗券も発行しないので、座席指定業務の人員や発券業務がない。
・従業員が、いろいろな業務をする。飛行機が目的地に着陸すると、パイロットやCAが機体整備や機内清掃を手伝う。だから、次の目的地への飛行の準備が早くなり、機体を遊ばせる時間が減り、使用率が向上する。
・着陸料の安い空港を使うことで、コストを下げる。
・社員第一、顧客第二。社員が満足して働くことを第一にして、人件費を削ったりはしないので、やる気が高く、積極的に協力する社風。(いい会社ですねぇ!)
こういう努力を積み重ねて、価格を安くしているんですね。
日本にはどんなLCCが飛んでいるか?
日本から台湾へ国際線で飛んでいるLCCには、次のようなものが有ります。
(※社名をクリックすると各社のホームページに飛びます。)
・ジェットスター ・・・カンタス航空とJALの合弁会社
・ピーチエアー ・・・ 全日空
・バニラエア ・・・ 全日空 子会社(2019/10末で運行終了。ピーチエアと合併統合)
・タイガーエア台湾 ・・・チャイナエアーの子会社
・スクート航空 ・・・ シンガポール航空子会社
こうやって見ると、皆、親会社がしっかりしたところなので、まぁ大丈夫じゃなかろうかと思ってしまいます。
LCC (格安航空会社)と大手航空会社を使い分けよう。
LCC(格安航空会社)のメリットは、言うまでもなく価格の安さです。
その代わり、「無料」サービスと呼べるものは、ほぼ無いと思ったほうがいいです。
薬を呑むのに水を頼んだら、ミネラルウォーターを買うように言う会社があるそうです。
もちろん、無料でカップに水をくれる会社もあるそうですが。
料金設定も、預け荷物のありなしや、重さで違ったりするので、行きは「預け荷物なし」で航空券を購入し、帰りは、お土産で重くなるので「預け荷物あり」で航空券を購入するなど工夫したらいいと思います。
一方、全日空ANAや日本航空JALなどのような大手航空会社の良さは、言うまでもなく、無料の機内食、飲み物、機内エンターテイメント、預け荷物無料などのそのサービスの良さだと思います。
でも、台湾までの飛行時間は、3時間半~4時間。 搭乗前に何か食べておけば機内食はいらないくらいの飛行時間ですよね。
無料機内サービスと価格を比べて見てどちらを取るか。
ご夫婦で旅行のときなど、奮発して大手航空会社、機内で寝るだけならLCCにするなどのように、使い分ければ良いのではないでしょうか?
また、繁忙期ハイシーズンの航空料金は、LCCの価格も上昇して大手航空会社との差が縮小してきます。その場合はLCCにこだわらずに大手航空会社の航空券購入も検討したらよいと思います。
参考情報:旅行用品、持っていくといろいろ便利
(2017/03/29)
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