麻しん(はしか)情報 1 (2018/04/17)

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台湾での麻疹(はしか)の流行は、当局によりおさえこまれているようです。

但し、ワクチンの接種をしたことがない人が旅行に行く場合は、この機会に一回目のワクチン接種をしておけば、旅行中に感染発症の確率はかなり下がるようです。
この場合、帰国後に間をあけて2回目のワクチン接種を受けておけば、一生の免疫を獲得出来ます。(2018/04/25) 

参考情報:麻疹(はしか)情報 2 台湾・沖縄 (2018/4/25)

台湾で麻疹(はしか)の発症例が報告されています

昨日(4/17)、沖縄県で麻疹(はしか)が流行しており、その発生元が台湾からの旅行者だったということがニュースで報道されました。
沖縄では、台湾から麻疹(はしか)に感染した観光客が訪問以来、すでに50人を越える感染者が発生しています。

また、二次感染したタイガーエアのCA二人が、感染後も台湾ー大阪・成田間で勤務を継続していたようで、その間に感染したものもいると思われます。


台湾の報道では、4/6に台北 中央社が「衛生福利部(衛生省)疾病管制署は5日、新たに5人の麻疹(はしか)感染が確認されたと発表した。最初の感染者以来、感染者が拡大し11人になった。健康観察が必要な接触者は3000人以上に上っている。」と報道しています。

今後台湾の状況も要注意です。

麻疹(はしか)の感染力は非常に強力

麻疹(はしか)の感染力は非常に強力です。

下記の様にインフルエンザの場合は発症者の周囲の人への感染は1~2人ですが、はしかの場合は12~14人が感染します。(日本テレビ スッキリから)

また、感染方法も接触感染・飛沫感染・空気感染の全てで感染するので、手洗い、マスクも予防には効果がなく、また、感染した人はほぼ100%発症するとのことです。

予防にはワクチン接種が唯一効果的

麻疹(はしか)は、一度かかると生涯免疫を獲得できるのでワクチン接種が唯一の予防方法です。ワクチンも一度ではなく、二度接種することで免疫がより確実になります。

この表の通り、40歳以上の世代では、ワクチン接種はしていなくても自然感染で免疫を持っている人が多く、また1990年4月2日以降に生まれた人はワクチン接種を2度受けている可能性が高いので、免疫を持っている可能性が高いとのことです。

一番問題なのは1978年~1990年に生まれた世代で、ワクチン接種を1回か接種していない可能性が高いので、免疫力がないか十分ではない可能性が高いようです。

この世代は、1回接種している人はもう一度、接種したことがない方は二度ワクチンを摂取すると、生涯免疫を得ることが出来ます。ワクチンの接種は、1回¥5000程度とのことです。

参考情報

台湾中央社:はしか、新たに5人発症 感染拡大/台湾 (2018/4/6) 

外務省:海外における麻しん(はしか)・風しんに関する注意喚起

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