翌朝は早朝の清水寺へ
翌朝は、私以外の3人は早起きして早朝の清水寺に。天気もよくて、京都市内が一望できました。(私は行ってませんけど)
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朝食も京都らしい献立
朝食は、ありきたりのビュッフェスタイルではなくて、京都らしい献立でなかなか良かったですよ。
基本は焼きシャケですが、ふわふわの「京の出し巻きたまご」、トロンとした味わいの「出来立てぬくもり豆腐」がとてもおいしかったです。
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見た目も美味しそうに盛り付けられて
実際は、こんな感じで供されました。見た目も美しいですよね。
だし巻き豆腐とぬくもり豆腐は写っていませんが、正面のサラダ、右上の生麩、その下の茎わかめの佃煮、焼き鮭、漬物。
サラダなんかも、わざわざこんな什器に乗せなくてもお盆の上に直接置けばよさそうなものなんですが、そこが女将のこだわりなんだと思います。
それから脇役の漬物を褒めるのはマナー違反ですが、赤カブ、白菜、?菜の漬物も、これだけでもご飯がすすむ位美味しいかったです。
出来立て ぬくもり豆腐
最初、蓋を取る前は湯豆腐かな?と思ったんですが、こんな感じの料理でした。
豆乳にニガリを入れて、固形燃料で温めて固まらせる。それを、ポン酢かだし汁で食べます。
「12分間程お待ちください」待っている間に、期待感も高まるし、何だか遊び心があっていいですよね。
豆腐がトロンとして、口触りがすごく良いです。茶碗蒸しみたいなというか、台湾の鹹豆漿の黒酢が効いて固まったみたいなそんな感じです。もちろん美味しいですよ。
この「ちりめん山椒」は女将の手作り
食事の脇役、添え物のこういった「ちりめん」のふりかけ的なものにも、女将がこだわって手作りしているそうです。
ご飯に、このちりめんは本当に美味しいですよ。このちりめんでおにぎり作って部屋に持って行ったお客もいたそうです。右側のちりめんは醤油味です。
この「ちりめん山椒」は、お土産に買って帰れます。
産地・農家指定のこだわりご飯
このお米は、お花坊こだわりのお米だそうです。
「外はパリパリ、中はしっとり」ではありませんが、べたべたしなくて噛んでいるとすぐにご飯の旨味・甘味が感じじられます。
いつもは1膳ですが、この御飯は2回もお代わりしてしまいました。
この御飯に、さっきのちりめん山椒や、漬物があればそれだけでご飯何杯でも食べられそうです。
「このお米は、亀岡というところの農家の〇〇さんが肥料にもこだわって作っているお米です。私たち従業員も買って家で食べています。
女将は、本当に凝り性なんで、あちこちのお米を取り寄せて食べ比べて・・・ 炊き方やも蒸らす時間などいろいろと研究してました。・・・」
仲居の美香子さんが、お米の説明をしてくれました。ちなみにお米の品種は「キヌヒカリ」とのこと。
もし、お花坊に泊まることがあったら、女将に「こだわりのお米の産地、炊き方など」について是非聞いてみてください。親切に教えてくれますよ。
女将のこだわりは料理の盛り付けやお米だけでなく、館内の調度や飾りにも見られます。また、従業員さんにもそのこだわり、思いが浸透していて接客にも活かされているように思いました。
あぁ、ここに泊まってよかった
台湾旅行に行っても泊まる所は「寝るだけホテル」が多いので、ホテルのスタッフとはチェックインの時の「你好!」やチェックアウトの時に「再見!」「Have a nice day!」くらいしか言葉を交わすことはないですね。
台北や高雄のシティホテルでも、それはおなじですよね。
ドミトリーにでも泊まって、宿泊者同士で盛り上がるのでもなければ、泊まった所での記憶は旅行の中でそれほど大きく無いと思います。
今回、「北海館 お花坊」は「あぁ、ここに泊まってよかったぁ」と思える旅館でした。京都に行くことがあったら、また泊まれたらいいなとも思いました。友人夫婦が京都の定宿にしている理由も、そう言うことか!と納得できます。
その旅館に宿泊したということ自体が、旅行の記憶の多くの部分を占めるというのは、私には初めてかもしれません。
寒い中を薄着でずっと見送り
この写真はブログ用に東本願寺とお花坊の位置関係がわかるようにと撮りました。お花坊からはもう200m位離れた所です。
よく見ると、とっくに中に入っていると思っていた仲居の美香子さんが、寒い中をまだ玄関の外で見送ってくれていました。
「お客様が見えなくなるまで」とはよく聞きますが、1月のあの寒い中、あの薄着でずっと見送ってくださるのは実際のところなかなか出来ませんよ。
これだけ距離が離れると、ほとんどの人はもう振り返ることはないんじゃないでしょうか?私もたまたまブログ用に写真を撮ろうと思って振り向いたから気がついた訳です。
( 続 く )
北海館 お花坊 への行き方
JR京都駅から、烏丸 (カラスマ) 通りを約500m徒歩4~5分。東本願寺向かい。
タクシーの場合は、「烏丸(カラスマ)通り、東本願寺の向かい側」で分かると思います。
京の宿 北海館 お花坊
〒600-8158 京都府京都市下京区卓屋町66−2
TEL: 075-371-3688
こちらもどうぞお読みください。
旅館「北海館 お花坊」(1)
旅館「北海館 お花坊」(3)
(2022/01/22)
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