その後の台湾の痲疹(はしか)について
最近の台湾では、痲疹(はしか)についての報道はあまり見られなくなったようです。
現状について、公益財団法人 日本台湾交流協会に問い合わせてみましたところ、次のように回答をいただきました。
「台湾の衛生福利部疫病管制署(台湾当局の担当部署)によりますと、
台湾内での麻疹の流行状況については5/14をもち追跡調査を終了したようです。
理由について「研判此波疫情結束(研究の結果、流行は終息したと判断した)」とのことですが、「惟國外疫情持續,境外移入風險仍存在(ただし海外においてはいまも流行状況が続いていることから、海外から流入するリスクは依然存在している)」とも注意喚起しています。
https://www.cdc.gov.tw/ (中国語)
麻疹は予防接種で防げる病気ですので、各医療機関が推奨しているように、もしご心配が
あれば過去の接種履歴及び有効期限を確認の上、必要に応じて接種を受けておくことが
安全かと存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
公益財団法人 日本台湾交流協会」
台湾当局は流行は終息したと判断
前回の痲疹(はしか)情報 2でもお伝えしていましたように、痲疹(はしか)発症者と接触して経過観察を受けていた者への追跡調査は5/14で終了したとのことです。
つまり、新たな発症者が出ていないということから「流行は終息」という判断をしたものと思います。
免疫のない方は予防接種を受けるべき
しかしながら、台湾以外で痲疹(はしか)に感染して、台湾で発症した人に接触する可能性は依然としてあります。
実際に、5/22にバンコクに出張していた台湾人、5/24にベトナム人の女性が、痲疹(はしか)と新たに確認されています。
日本国内でも、海外から訪日した痲疹(はしか)感染者と接触することは、起こりうる訳ですから、麻疹(はしか)に免疫がない方は、この機会に予防接種を受けておいたほうがよいのではないでしょうか。
1977年から1990年生まれまでの定期接種は1回のみだったため、免疫が十分ではないと言われています。はしかに感染したことがなく、ワクチンを2回接種できていない人はぜひこれを機会に予防接種を受けられる方がよさそうです。
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