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パスポートなくすと、ちょっと面倒
海外旅行に行ってパスポートの盗難にあったり、紛失したりということがあった場合、その国の日本大使館や領事館に新規にパスポートを申請して発給してもらうか、帰国のための渡航書を発行してもらう必要があります。
そうでないと、その国から日本の帰国が出来ません。
万一の時に、どうすればいいかをまとめてみましたので、参考にしてください。
海外でパスポートを再発行してもらうのに必要なもの
海外旅行でパスポートを失くし、現地で再発行してもらうのに用意しておくとよいものは、
1.パスポートのコピー(写真のページ)があると、申請時にはかどる。
※街歩き用に、別にもう1枚コピーを持っておくとよい。
2.パスポート用写真 2枚
※裏に名前。インクが表側にじんだり、強く書いて字の線が表に出ないように。
3.戸籍謄(抄)本(発行後6か月以内のもの)原本 1通
※謄本とはその戸籍の全員が記載されたもの、抄本はだれか1名分のみ記載されたもの。
4.運転免許証など本人確認できるもの
戸籍謄(抄)本? そうなんです。海外で新規に申請するためには、国内と同じように戸籍謄(抄)本の原本が必要なんです!
普通、こんなもの持って行かないでしょう。なので、日本の家族などに連絡して郵送してもらったり、FAXしてもらったり大変らしいです。
規則には、「戸籍謄(抄)本の原本」と明記されているので、「原本でなければダメだ。」という係官もいれば、確認のためだから「とりあえずFAXでもいい。」と融通を聞かせてくれる人もいるようです。
いずれにしても戸籍謄(抄)本が必要になります。
外務省に、なぜ戸籍謄(抄)本が必要?とメールで問合せたんですが、免許証などでは「本籍地」の確認が出来ないからという回答が来ました。
これらの再申請用の書類は、まとめてジップロックか何かに入れて、パスポートとは別にしておきましょう。パスポートと一緒に盗難されたり紛失したら、なんのこっちゃ!ですからね。
まず警察へ盗難/紛失の届をする。
パスポートの盗難にあったり、紛失した場合、現地の大使館や領事館は警察への届け出証明書がないと手続きをしてもらえないので、必ず先に警察でパスポートの盗難/紛失の届け出をして証明書を出してもらいましょう。
言葉の問題がありますから、ホテルのフロントで相談して、警察に電話してもらったりするといいと思います。
翌日の飛行機なのに、すぐに、証明書を出してくれないような場合は、事情を説明してちょっと頑張って粘ってみた方がいいようです。
盗難の場合は、カードの海外旅行傷害保険から費用の補償が受けられるかも
もし盗難であればクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険から、携行品の被害の補償が受けられる場合があります。
パスポートと一緒に盗難にあったものも全て申告して証明書に記載してもらいましょう。
再申請のために、現地で払った交通費、宿泊費、申請費用も補償対象になります。
この手続きに関して発生した費用の領収書、領収書がない場合は金額のメモを必ず取っておきましょう。念のため、現地のクレジットカード会社に連絡して必要な書類などを確認しておきましょう。
大使館、領事館で紛失の届、再申請をする。
警察の盗難/紛失届証明書をもらったら、現地の大使館、領事館、台湾の場合はの日本台湾交流協会で手続きします。
申請するのは、通常の「旅券の再発行」、または今回のためだけの「帰国のための渡航書」のどちらかです。
渡航書の場合は、有効期間が発効後72時間です。渡航書で旅行を続けながら帰国することはできません。
申請の手続きについては、外務省のサイトに説明されていますのでごらんください。
参考情報:
・パスポート紛失・焼失届の手続き・申請方法
・パスポートの申請方法(国内・海外)
台湾での手続き等については、次の連絡先で相談してください。
・日本台湾交流協会
・台湾警察局、移民署、消防等連絡先