九份の茶芸館
九份老街のメイン通り基山街を歩いていると、路地にもあちこち茶芸館があります。地元の人にはそれぞれ好みの店があるのだろうと思います。


駐在時に、部下たちが仕事が終わって連れてきてくれました。
台北から、車で約1時間、日が沈む頃に到着して茶館の屋上でお茶を飲みながら、軽い食事をして、深夜までいろいろと話します。当時は、ほとんどの茶館が終夜営業していました。
あちこちの茶館の屋上には、私たちと同じように茶を楽しむグループが・・・

阿妹茶館(あめいちゃぐあん)
何と言っても九份で一番有名なのは、宮崎駿監督の千と千尋の神隠しのモデルになったと言われている「阿妹茶館(あめいちゃぐあん)」だと思います。
外観はアニメのイメージそのものです。夜に明かりがつくともっと雰囲気も良くなります。
実際に宮崎監督は、この茶館に来てお茶を飲みながら、じっと店内を観察してスケッチなどしていたそうです。

曜日によっては団体客がひっきりなしにやって来て落ち着かない時があります。何せやってきて30分経ったら出ていって、また次の団体がやってきてというような感じです。
口コミで、サービスが良くない、とか書いているのを見たことがありますが、団体客に対する対応を見ていると、まぁ確かにあしらっているような感じがするときはあります。
店のスタッフにしてみれば、お茶の入れ方を一生懸命教えても2~3杯飲んだら、もう出ていくんで気持ちが入らないんでしょうね。
私達のように3~4人のグループでゆっくりしていると、話もしてくれて親切に対応してくれると思います。


大きな能面がお出迎え
九份の阿妹茶館の入り口で、来客を迎えるように飾られている大きな能面です。
もともとは日本の大きな能面をドイツ人のコレクターが持っていたものだそうです。それを購入しドイツから取り寄せたとのことでです。店内には「カオナシ」のモデル?と思うような面も・・・

リーズナブルなお茶セット
見ているとほとんどの人が頼むのが烏龍茶セット一人300元です。茶葉、茶菓子が4種類(緑豆、茶梅、ごま煎餅、何かもう一つ)。 お茶も凍頂烏龍茶で十分良いお茶を出していると思います
お茶セット300元(茶葉代、お菓子代、お湯代込)でゆっくり出来るのはリーズナブルで良いと思います。

ウーロン茶は、5~6回は十分おいしく飲めます。時間があれば、ゆっくり景色を楽しみながらお茶を飲んでゆっくりしてください。テラス席に座れたら、是非夕景を楽しんでください。
茶葉は好みで頼むことも出来ます。
お茶セットではなくて、好みのお茶を頼むことも出来ます。竹の短冊のメニューから、好みの茶葉を選んで注文が可能です。

但し、烏龍茶の良いお茶は、びっくりするくらい高いので注文の前に値段にはしっかり確認してください。
彼女と一緒で「これ、美味しいよ。」「じゃ、それ頂戴」「梨山烏龍茶ね。」「そう、よろしく」なんて。見栄張ってると、一番良い茶葉「梨山烏龍茶」は1000元もします。
こんな感じで梨山茶なんかを頼んでしまうと、支払いの時に茶葉1000元、お湯代、お菓子代で締めて1500元とかになってしまいます。値段は事前にしっかりご確認ください。
他の有名な茶館、水心月茶房や九份茶房は、どちらも雰囲気もよくて良い茶葉を使っているようです。とても評判が良い茶房です。
どちらの店も美味しいお茶に見合った「良心的価格」だと思います。
豎崎路には、他にも色々茶芸館がありますので、お茶がお好きな方は試してみたらいいと思います。
天気が良い時の阿妹茶館からの夕景はこんな感じだそうです。
写真がないので絵葉書ですみません。
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参考情報:旅行用品、持っていくといろいろ便利
(2017/02/08)(2025/04/12)