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「長浜ラーメン」といわゆる「博多ラーメン」はちょっと違う・・・
博多ラーメンと言うと、有名店の一蘭とか一風堂とかの豚骨ラーメンを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回行った長浜ラーメンはそういった博多ラーメンとはちょっと違います。
長浜には、福岡市の中央卸売市場の鮮魚市場があって、そこで働く人が深夜・早朝に小腹を満たすためにさっと来てさっと食べて行くみたいなラーメンです。
言ってみれば、築地市場にあった牛丼の吉野家みたいなもので「早い、安い、うまい」ラーメンです。
さっと出来るように、細麺で1分以内で茹で上がる。すぐに食べられるように、また麺が伸びないように麺の量はやや少なめ。足りない人は「替え玉」を注文する。豚骨もしつこすぎずにさらっと食べられる。具はネギと薄切りチャーシューだけ。値段も安い。
私が福岡にいた当時の一蘭や一風堂のラーメンは、¥800位(当時では高い!)していたと思います。街のラーメン屋では¥600位。それに対して元祖長浜屋のラーメンは¥450位、替え玉¥100だったと思います。(安い!)
※長浜ラーメンはもともと屋台からはじまったようで、私が居た頃は上の地図の「舞鶴港線」に屋台がたくさん出ていました。現在は元祖長浜屋の向かい辺りに場所が変わっているそうです。
ただ、この長浜ラーメン屋台村について、ちょっと残念な報道がありました。最後にのせていますのでごらんください。
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元祖長浜屋に行く
私達が行った「元祖長浜屋」は、名前の通り長浜でのラーメンの最初の店(屋台)なんだそうです。
「福岡のご当地ラーメンである「長浜ラーメン」。長浜ラーメンとは博多漁港に面する長浜で生まれたラーメンのこと。1953(昭和28年)に開業した屋台「元祖長浜屋」がその発祥と言われている。(Yahooニュース山路力也フードジャーナリスト2018/8/11(土) 20:48)」
私が福岡にいたとき、長浜でラーメンを食べると言えば、この元祖長浜屋に行ってました。周りには他にも「元祖長浜〇〇」という店もあるのですが、元祖長浜屋オンリーでした。
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元祖長浜屋のメニューはラーメンだけです。他には替え玉と替え肉。餃子とかライスとかはありません。
細麺でのびやすいので、大盛りもありません。足りない時は替え玉を頼みます。この替え玉も元祖長浜屋が始めたんだとか・・・(替え玉はフルにラーメン一杯分の麺量あると思います)
「麺の硬さは?」
店内に入って、食券を取りに来たお兄さんに必ず聞かれるのが「麺の硬さ、茹で加減」です。
私が教えてもらった茹で加減の分類は柔らかい方から「やわ、普通、硬め、バリカタ、針金、粉ふるい」ですが、実際に茹でる時間が何秒とか決まっているのかどうかよく分かりません。
でも「針金」や「粉ふるい」は、ほんの数秒~十数秒しか茹でないと思います。(早い!)
いくら細麺でもそんなに短い茹で時間ではどうなのかなぁ?と思って頼んだことはありません。
ちなみに私は大抵「普通」か「硬め」で頼んでいます。
店内の様子は・・・
店内の様子はこんな感じです。装飾も愛想も高級感も何もなし。市場の若い衆が、仕事中にやって来て食べて行くのに必要十分な内装です(笑)。
テーブル上の大きなザルに湯呑が入っています。大きなヤカンにはお茶。ラーメンに入れる紅しょうが、切り胡麻、替え玉でスープが薄くなった時用のタレ。
装飾も何もない店内。ラーメンを食べるのに必要最小限の物だけ。
出てくる長浜ラーメンはコレ・・・
出てくるラーメンはこんな感じです。ネギと薄切りチャーシューだけのあっさり豚骨味のスープ。イメージにある豚骨スープの脂ギトギトではありません。
具はネギと薄切りのチャーシュー
好みで「紅しょうが」と「切り胡麻」を・・・
「好みで紅しょうが・・・」と書きましたが、私はマストだと思っています。
紅しょうがは、スープの色がピンクになるくらい、ゴマもたっぷり入れるのが、私の好みです。(うまい!)
スープもクセが無いので、全部飲んでも胸焼けがすることなんかは無いと思います。
替え玉をする人は替え玉分のスープは残しておくのをお忘れなく。
元祖長浜〇〇がなぜこんなに何軒も?
さて、上の図で元祖〇〇が多いのに気づいたと思いますが、これにはえーっ!?と思うような理由があります。
元祖長浜屋が、道路拡張工事で一時閉店になった時があり、その間に長浜屋の元従業員が独立してすぐ近くに「元祖長浜家」を開店。
その後、「元祖長浜屋」は現在地で営業再開。
「元祖長浜家」の元従業員が、「元祖長浜家」のすぐ近くに「元祖長浜家」という同名の店を開店(その後中洲に移転)。
「元祖長浜屋」の元従業員が「元祖長浜屋台」をすぐ近くに開店。
といったような訳で、「元祖長浜〇〇」というラーメン屋が乱立しているんだそうです。
2018年以降、福岡市内の他の場所にも「元祖長浜〇〇」や「長浜〇〇」が次々と開店しているようです。
(福岡市内に「元祖長浜ラーメン」が濫立している異常事態(Yahooニュース))
元祖長浜家の元従業員が独立してすぐ近くに「元祖長浜家」を開店したときは、さすがに商標使用差し止めの裁判になったようで、中洲川端に移転したんだそうですが、その他の「元祖長浜〇〇」の関係は、のれん分けの友好関係なのか敵対関係なのかはよくわかりません。
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元祖長浜屋への行き方
バスで行く:博多駅隣接のバスターミナル1階から、所要約30分弱。
・32大濠公園行 「法務局前」下車。徒歩数分
・68福浜行 「港1丁目」下車すぐ。
地下鉄で行く:地下鉄空港線 「赤坂」下車。約800m。徒歩12~3分
タクシーで行く:運転手に「長浜ラーメン」と言えば、元祖長浜屋の前に行くと思います。
・繁華街中心地の天神から2Km以内。10分程度。
・博多駅からは4~5Km。15分前後。
数人で行くならタクシーで行くのが便利と思います。帰りのタクシーもすぐに拾えます。
元祖長浜屋
住所:福岡市中央区長浜2丁目5-25 トラストパーク長浜3
TEL: 092-711-8154
営業時間:6時00分~1時45分(無休)
長浜ラーメンの屋台がピンチ かつて15軒→0軒の日も、なり手不足
朝日新聞デジタル 編集委員・大鹿靖明2022年5月14日 10時15分
長浜ラーメンが生まれた福岡市の長浜屋台の存続が危ぶまれている。かつては15軒あったのに、最近は営業している屋台が1軒あるかどうかという寂しい状況。市は再三、新規参入を公募してきたが、なり手はおらず先細る一方だ。(記事全文)
ぽつんと1軒だけ明かりがともる長浜の屋台=2022年4月12日
※私が行っていた頃は、魚市場横の歩道の上に、この写真の用にずらっと屋台が出ていました。記事によれば最近は1軒出ているかどうかとのこと。寂しいですね。
※ なお、この屋台は中洲の飲み屋街にある屋台村とは違います。中洲の屋台も営業権の引き継ぎや譲渡が出来ないなどの問題もあり、オーナーの高齢化などで経営も大変だと聞いたことがあります。
※台湾の夜市の屋台やシンガポールの屋台レストランなどは旅行に行ったときの楽しみですよね。博多の屋台も観光客の楽しみだと思います。なんとか存続できるように願いたいです。
(2022/06/03)
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