李登輝元総統が死去 97歳 (2020年7月30日)

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(台北中央社)李登輝元総統が30日午後7時24分ごろ、台北市内の病院で死去した。97歳だった。


今年2月に自宅で牛乳を誤嚥(ごえん)し、肺浸潤(はいしんじゅん)が見られるなどで入院を続けていた李氏。ここ数日は容体の悪化が伝えられ、蔡英文(さいえいぶん)総統が29日、急きょ頼清徳(らいせいとく)副総統、蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)と共に見舞いに病院を訪問していた。

出典:台北中央社

 


李登輝元総統は、私が台湾に駐在していた頃に総統を引退されました。その後、元国民党の主席でありながら野党民進党の陳水扁候補を応援し、選挙で陳候補が総統になりました。

色々聞き書きですが、

・台湾人(本省人)として、初めて総統になった。
・中国大陸で選ばれた”終身”議員の制度を廃止して、台湾で民主的な選挙を実施した。
・国民党政権時代の反日政策を転換し、台湾の成功への日本の功績を評価した。
などのように、台湾の民主化、日本との歴史の見直し再評価を行いました。
そのおかげで、今日のような経済的に発展した親日的な国になったと思います。

台湾で聞いた話で、

李登輝元総統は、4つのことばが話せる。
1番上手なのが、日本語。
2番めが、台湾語、
3番めは、英語でペラペラ、
最後の、中国語はあまり話せない。、というのがありました。

李登輝元総統の向いていた方向を暗示しているようです。

末筆ながら、李登輝元総統のご冥福をお祈り申し上げます。


(2020/7/30)

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