2018年8月 基隆の「鶏龍(基隆)中元祭(2018年8月11日(土)~9月9日(日))」行こう。

農(旧)暦の鬼月と中元(2018/8/11~9/9)

2018年の8月11日から9月9日は、農(旧)暦の七月1日から七月30日に当たります。台湾や中国、香港、シンガポール等の中華文化圏では農暦の七月のことを「鬼月」と呼びます。

鬼月には、七月1日(2018/8/11)から地獄の門が、徐々に開き始めこの門から亡くなった御先祖様が帰ってくると言い伝えられています。

この門は七月15日(2018/8/25)に全開になり、ご先祖さまも沢山帰ってこられますが、一緒に地獄の鬼や悪霊も一緒に出て来ます。この七月15日を、中元といいます。

地獄の門は、中元(七月15日)を過ぎるとまた少しずつ閉まり始め、七月30日(2018/9/9)には完全に閉まります。

鬼月には、ご先祖さまをお迎えしておもてなしをするのですが、鬼や悪霊に目を付けられないように、派手なこと(結婚、祝い事、引っ越しなど)をしてはいけないと言われています。

また、ご先祖様と一緒に来た悪霊に邪険にして怒らせて居座られてもいけないので、「好朋友(ハオ ポン ヨウ)」としてご先祖のお友達のようにおもてなしをして、ご機嫌よくご先祖さまと一緒に地獄に帰ってもらうようにします。

この道教思想の鬼月、中元の風習が中国仏教の盂蘭盆会と結びついてお盆の習慣になり、中元のおもてなしの風習が、お世話になった方への贈り物になったのではないかと言われているそうです。

鶏龍(基隆)の中元祭

基隆の中元祭は、交通部観光局が選定した十二大祭りの一つに挙げられています。

起源は清代に遡り、最初に基隆に移民してきた中国福建省の漳州人と後からやって来た泉州人との間で、出身地の違いから、商売や土地、耕作、風習、信仰などの面で衝突が絶えず、死傷者を出すほどの悲劇的な対立が続いていました。

1853年、杭頂(現在の南栄公墓)で、大規模な武力衝突が起き、双方合わせて100人あまりの死傷者を出しました。その後、互いの挑発で再び紛争が起きそうになった時、双方の大老と首領が協議の場を設けて和解を行い、紛争はようやく収束を迎えました。

双方は、犠牲者たちを「老大公」と名付けて共同葬儀で弔いました。その後話し合いの結果、基隆地区の11の「宗親」(同じ姓で組織される親族会)が持ち回りで、中元の祭事を行うことになりました。(鈴木一族、佐藤一族、田中一族のような感じですね。)

これを「11字姓」と呼びます。宗親は、出身地ではなく血縁関係で結成されているので、漳州と泉州の出身者が互いに協力し合い、中元の供養をするようになったのです。
(交通部観光局の資料から引用)

基隆の中元祭は、次のような日程で行われます。

日 付 場 所 行 事 内 容
西 暦 農 暦
2018/8/11 七月1日 老大公廟  開龕門(鬼門を開く)
2018/8/22 七月12日 主普壇 主普壇開燈(主普壇の点灯式)
2018/8/23 七月13日 市内中心部 迎斗燈遶境(宗親を象徴する山車のパレード)
2018/8/24 七月14日

市内中心部
望海巷海濱

放水燈遊行(宗親の山車や灯篭のパレード)
放水燈(燈籠流し)

2018/8/25 七月15日 主普壇 公私普渡(鬼の門から解放された死者たちの供養)
跳鍾馗(魔除けの人形劇)
2018/9/10 八月1日 老大公廟 關龕門(鬼門を閉める)

行事が行われる場所や、パレードのコースです。

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祭のクライマックスは、放水燈@望海巷海濱

祭のクライマックスは山車が市中をパレードした後、望海巷(ワン ハイ シャン)海浜で行われる放水燈(灯篭流し)です。

夜遅く11時頃から基隆郊外の望海巷という所で行われますが、無料のシャトルバスがあるそうです。(市政府から発車。上記地図参照)

2018年の放水燈当日の行事案内を探したのですが、まだアップデートされてなく、下記の案内は2017年のものです。基本的には変わらないと思います。

なお、灯篭流しは望海巷(ワン ハイ シャン)の海濱(ハイ ビン=ビーチ)で行われますが、途中の碧砂漁港(ピーサ ユィガン)や八斗子漁港(パートゥズ ユィガン)では、魚介類の市場の向かいにそれを料理してくれる料理店が一緒にあり、市場で買った魚を料理して食べさせてくれます。夜9時か10時頃まで開いていると思います。

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